弥彦神社には、大小合わせて、全部で、1500台以上の車が停められる駐車場があります。
料金は、基本的に無料ですが、菊まつりの時期(11月1日~24日)だけ、一部の駐車場が有料になります。
有料になる駐車場と料金については、以下の項目でまとめてあります。
一部の駐車場が有料になる時期もありますが、無料の駐車場がこれだけ充実しているので、初詣などの混雑する時期を除けば、車を停める場所がない、ということはほとんどありません。
ただ、逆に、これだけ駐車場が多いと…
と思う方もいらっしゃるかもしれないので、弥彦神社のおすすめ駐車場をまとめてみました。
各駐車場から弥彦神社までの距離と、参拝にかかる時間だけ知りたい方は、まとめの表をご覧下さい。
弥彦神社の駐車場のおすすめは?
弥彦神社のおすすめ駐車場のベスト3を、地図でまとめると、以下のような感じになります。
地図は、クリックすれば大きくなります。
まず、弥彦神社の表参道にも、本殿にも、一番近いのが、神社脇駐車場です。
さらに、弥彦神社へよく参拝に行く人が、神社脇駐車場が満車の時に利用するのが、第一駐車場。
そして、神社にお参りする前や、お参りした後に、街歩きも楽しみたい時に便利なのが、おもてなし広場前の仮設駐車場です。
3つの駐車場は、それぞれ特徴があるので、弥彦神社に行く前に、事前に知っておきたい方は、以下の説明も参考にどうぞ。
神社脇駐車場(大門町駐車場)
弥彦神社の本殿まで「とにかく、近い方がいい」という人に、おすすめなのが、神社脇駐車場です。
神社脇駐車場から、弥彦神社拝殿までの最短ルートは、下の地図で言うと赤矢印のルートです。
駐車場の出口付近から、弥彦神社までの距離は、200メートルちょっと。
このルートだと、駐車場から、弥彦神社の境内へは、御祓橋(おはらいばし)という赤い橋を渡って入っていくことになります。
御手洗川(みたらしがわ)にかかる御祓橋を渡る時には、右手を見ると、神様が渡られるという「玉の橋」が見えます。
御祓橋を渡っていくルートは、舗装はされていず、ゆるやかに登っていく坂道になっていますが、階段はないので、階段を登るのが厳しい高齢者の方も、こちらのルートがおすすめです。
実際、うちの80を過ぎた母親も、膝が痛くて、階段は苦手なのですが、こちらの坂道ならば、お賽銭を入れて祈願する弥彦神社の拝殿まで、なんとか、歩いていけます。
また、地図を見てもらうとわかるのですが、途中の分かれ道で、右に曲がると、トイレを兼ねた広めの休憩所があります。
休憩所には椅子もあるので、坂道で疲れる場合は、ここで、いったん休むことも出来ます。
休憩所の椅子は、木をそのまま使って、写真のような感じです。
休憩所のトイレの前あたりには、自動販売機もあるので、飲み物を買ったりすることも出来ます。
一方、神社脇駐車場から、一の鳥居をくぐり、表参道から、弥彦神社の拝殿へ向かうなら、地図の黒矢印のルートです。
表参道を通るルートは、距離にして400メートル弱。
弥彦神社に、お参りだけして、すぐに戻るような参拝だと、所要時間は、20分~30分というところです。
神社脇駐車場は、弥彦神社にいちばん近いものの、大型で20台、普通車で50台くらいしか停められないので、行楽時期の土曜、日曜、祝日だと、すぐに満車になりがちです。
また、第一駐車場などに比べると、道幅が狭めなので、少しですが停めにくい感じもあります。
さらに、神社脇駐車場の道を挟んで向かい側は、土産物商店街になっており、弥彦のお土産が買えたりします。
など、飲食店もあるので、おやつを食べたり、軽い食事をとったりも出来ます。
なお、神社脇駐車場について、弥彦神社の公式サイトには…
との注意書きがあります。
弥彦山登山の時は、神社脇駐車場じゃなく、その他の空いてる駐車場に停めた方が良さそうです。
第一駐車場
神社脇駐車場に行ってみたものの、すでに満車だった時に、次に、車を回すことが多いのが、第一駐車場です。
弥彦神社の近くに車を停められなくて、第一駐車場に回ってくると、ちょっと損した気分になりがちですよね。
ですが、下の地図の東参道を通っていく赤矢印のルートなら、駐車場の出口から、弥彦神社までの距離は、330メートルくらいです。
神社脇駐車場からの最短ルートと、100mちょっとしか違いません。
距離的に言うと、神社脇駐車場から、一の鳥居をくぐって表参道を行くルートよりは、ちょっと近いくらいなので、実は、イメージほど、遠いわけではありません。
ただ、第一駐車場は、端から端まで、200m以上あり、横に長いので、車を停める場所によっては、神社までの距離が遠くなります。
なので、弥彦神社までの距離が、なるべく近い方がいいなら、東参道の入り口近くに、車を停めるのがおすすめです。
東参道への入り口には、写真のような階段があります。
そして、写真の階段以外に、弥彦神社の拝殿に到着するまでには、二の鳥居の手前と、随神門の手前、あと二回、階段が登場します。
全部で3回階段を登らないといけないので、階段が苦手の高齢者や幼児には、少し厳しいルートですが、神苑の北側には、鹿苑や、天然記念物の鶏がいる鶏舎があったりするので、動物好きのお子さんがいる家族などには、おすすめです。
また、第一駐車場の東側と西側には、駐車場を取り囲むように、たくさんの桜が植えられており、春には、まるで、駐車場に降り注ぐようにして、桜が咲き誇ります。
さらに、東参道入り口付近の左右は、桜苑と呼ばれており、こちらには、ソメイヨシノとはまた違う50種類以上の桜が植えられています。
桜は、弥彦公園内や、弥彦神社内にもありますが、いろんな種類の桜が見れる第一駐車場付近の桜も、とても綺麗で、知る人ぞ知る、という感じになっています。
鬱金(うこん)、 一葉(いちよう)、御衣黄(ぎょいこう)など、中には遅咲きの桜もあるので、5月中旬まで花見を楽しめます。
また、弥彦神社の本殿にお参りする前に、身を清めておきたい、という方は、第一駐車場の近くに、祓戸神社もありますので、そちらを参拝してから、本殿に行くのがおすすめです。
おもてなし広場 向かい側駐車場
正式名称が、まだ決まっていないのか「仮設駐車場」っていう名前になっていますが、「おもてなし広場」の道を挟んで、反対側の駐車場です。
弥彦の「おもてなし広場」は、農産物直売所や、飲食店、お菓子屋、足湯などが集まった施設です。
この駐車場は、弥彦温泉街のほぼ真ん中あたりなので、弥彦神社への参拝の前後で、街歩きも楽しみたい時に、ぴったりの駐車場になっています。
弥彦神社までの距離は、外苑坂通りを登り、神社通りを下る赤矢印のルートだと、866メートル。
仮設駐車場の近くには、弥彦観光案内所もあるので、弥彦神社へ参拝に行く前に、観光案内所で、情報を集めるのもおすすめです。
また、「ニッポン全国物産展2010」でグランプリを受賞した「パンダ焼き」が買える「分水堂菓子舗」や、
弥彦で話題のB級グルメ「イカメンチ」が買える「よろずや狩谷」も、この駐車場の近くです。
パンダ焼きは、小倉あんや、弥彦むすめ餡などを、もちもちの生地で包んだ、言わば、たい焼きが、パンダの姿になったようなおやつ。
イカメンチは、具材に、イカ、挽き肉、玉ねぎ、タラのすり身、さらには、弥彦特産のブランド枝豆「弥彦むすめ」を入れて、衣をつけて揚げたメンチカツです。
また、おもてなし広場前の駐車場も、周辺には、桜の木が多いので、春には、華やかに、咲き揃います。
その他の無料駐車場
さて、上記の3つの駐車場以外にも、弥彦神社周辺には、まだまだ、駐車場があるので、それぞれ紹介していきたいと思います。
まずは、弥彦駅前駐車場です。
弥彦駅前駐車場
JR弥彦線「弥彦駅」を出てすぐの両サイドには、全部で、100台ちょっとの車が停められる駐車場があります。
菊まつりが開催される時期は有料の場合もありますが、基本は無料で、通常は「本日無料」の表示が出ています。
弥彦駅から弥彦神社の拝殿までの距離は、1.2kmくらいです。
(下の地図の赤矢印のルートで歩いた場合)
裏道的な「参宮通り」の方から行くと、少し近いですが、それでも、1kmくらいはあります。
少し遠い上に、坂道があったりもするので、歩くのが苦手な方にはおすすめできませんが、ウォーキングがてら、弥彦の街もゆっくり楽しみながら参拝したい、という方には向いています。
また、弥彦駅を出て、30台停められる左側の駐車場を進んで行くと、花見小路を挟んで向かい側には、弥彦公園の入り口もあります。
なので、弥彦駅前駐車場に車を停めて、午前中は、弥彦公園を散策して、お昼は、弥彦温泉にある店舗でランチをとり、午後から、弥彦神社に参拝する、といったスケジュールも可能です。
商工会脇駐車場
弥彦神社の一の鳥居から「神社通り」を進み、最初の信号を右に曲がって、「杜の道」を、100mくらい進んだところにあるのが「商工会脇駐車場」です。
弥彦神社の拝殿までの距離は、下の地図の赤矢印のルートだと、739メートル。
交通量が少なめの「杜の道」沿いにあるので、弥彦神社の駐車場の中では、少し穴場的な駐車場になっています。
とは言え、メインの神社通りから、そんなに離れているわけではないので、例えば…
「弥彦公園をゆっくり見て回るほどの時間はないけれど、弥彦温泉のホテルや旅館が立ち並ぶ神社通りを散策して、弥彦神社のお参りもしたい」
というような時にはぴったり。
神社通りから、少し脇道に入ったところには、弥彦神社の境外末社の「住吉神社」や「上諏訪神社」もあります。
また、弥彦公園の紅葉が見頃で、夜になるとライトアップされる時期は、ちょうど「菊まつり」と重なるので、公園に近い「駅前駐車場」や「仮設駐車場」は有料になりますが、「商工会脇駐車場」は、無料のままです。
第三駐車場
県道2号新潟岩室線を新潟の方から来て、弥彦神社の駐車場周辺に近づくと、分かれ道のような岩室口交差点が、あらわれます。
その岩室口交差点を右折して、一本目の道を、もう一度、右に曲がるとあるのが「第三駐車場」です。
弥彦神社の拝殿までの距離は、下の地図の赤矢印のルートだと、724メートル。
距離的には、商工会脇駐車場と同じくらいです。
第三駐車場の近くには、松尾芭蕉が「奥の細道」で泊まったと言われる「宝光院」があります。
「宝光院」は、建久9年(1196年)、源頼朝公の発願によって、創立されたお寺です。
本尊は大日如来ですが、新潟県指定文化財の毘沙門天のほか、阿弥陀如来や薬師如来なども安置されています。
また、宝光院境内の奥の裏山には、弥三郎婆さの「鬼婆伝説」にまつわる樹齢1千年の「婆々杉」もあります。
第四駐車場
県道2号新潟岩室線を新潟方面から来ると、一番最初に登場するのが「第四駐車場」です。
弥彦神社までの距離は、下の地図の赤矢印のルートだと、667メートル。
弥彦駅前駐車場ほどではないですが、弥彦神社まで、けっこう遠いので、平日などは、あまり車を停める人もなく、閑散としています。
また、「第四駐車場」の隣には、弥彦体育館があります。
弥彦神社への初詣は、道が渋滞しやすいですが、新潟方面から来る場合も、三条、長岡方面から来る場合も、道が渋滞し始めたら、弥彦体育館の脇を通る裏道を狙って、駐車場を目指すと、比較的楽に行けるかもしれません。
ただし、裏道ルートは、田んぼの中の道を走ることになり、大雪の正月には、除雪が行き届いていない場合もあるので、そこは、ちょっと注意が必要です。
第五駐車場 第六駐車場
上記、第四駐車場のすぐ隣にあるのが「第五駐車場」「第六駐車場」です。
「第五駐車場」と「第六駐車場」は、二段になっていて、下が第五駐車場、上が第六駐車場という感じです。
正月の初詣の時期には、これらの駐車場も、参拝者の車で埋まることがありますが、普段は、弥彦競輪場へ行く人が停めることが多い駐車場です。
第五駐車場の入り口から、弥彦神社までの距離は、500メートルちょっと。
(下の地図の赤矢印のルートで歩いた場合)
ただし、第五駐車場も、第六駐車場も、横幅が100メートル以上あるので、車を停める位置によって、距離は、だいぶ、変わって来ます。
第七駐車場
上記、第五駐車場の道を挟んで向かい側にあるのが「第七駐車場」です。
弥彦競輪の「宝光院側入場口」に一番近いものの、25台しか停められないので、競輪が開催される時には、すぐに満車になりがちです。
第七駐車場の入り口付近から、弥彦神社まで、下の地図の赤矢印ルートで歩いたとすると、その距離は650メートルくらいです。
歩いてなら、第七駐車場のすぐ脇にも、県道2号線の方から、弥彦競輪場の方へ抜けられる道があります。
第八駐車場
第一駐車場の道を挟んで向かい側にある小さい駐車場が「第八駐車場」です。
通常は、32台停められる駐車場ですが、2021年12月28日までは、電力工事のため使えないようです。
第八駐車場の入り口付近から、弥彦神社までの距離は490メートルくらい。
(下の地図の赤矢印のルートで歩いた場合)
また、第八駐車場のすぐ脇には、「弥彦文化会館」と「弥彦の丘 美術館」の方へ登っていく階段があります。
有料駐車場と駐車料金
弥彦神社周辺の駐車場は、基本無料ですが、弥彦神社で開催される「菊まつり」の時期には、一部の駐車場が有料になります。
上記の看板は、2021年のものですが、2022年の菊まつり期間に有料駐車場になっているのも、以下の地図だと仮説駐車場と表示してある「おもてなし広場向かい側駐車場」と、弥彦駅前の「駅前駐車場」とです。
有料になる期間
2022年10月29日(土曜日)~2022年11月23日(水曜日)勤労感謝の日
有料になる時間
通常 午前9時~午後5時まで。
11月3日~11月13日までは、午前9時~午後6時まで。
駐車場の料金
- 普通車:500円
- 大型車:2,000円
駐車場から弥彦神社までの距離と所要時間まとめ
弥彦神社の各駐車場から、弥彦神社の拝殿までの距離と、参拝にかかる所要時間をまとめました。
駐車場名 | 弥彦神社までの距離 | 参拝の所要時間 |
---|---|---|
神社脇駐車場 | 217m | 22分 |
第1駐車場 | 331m | 25分 |
仮設駐車場 | 866m | 41分 |
駅前駐車場 | 1160m | 50分 |
商工会脇駐車場 | 739m | 37分 |
第3駐車場 | 724m | 37分 |
第4駐車場 | 667m | 35分 |
第5駐車場 | 615m | 33分 |
第6駐車場 | 674m | 35分 |
第7駐車場 | 650m | 35分 |
第8駐車場 | 489m | 30分 |
距離は、駐車場の入り口付近から、弥彦神社の拝殿までの距離です。
ただし、第5駐車場と第6駐車場のみ、それぞれ、駐車場の真ん中付近からの距離になっています。
所要時間は「神社までの往復時間」+「参拝時間」です。
歩く速度は、1km15分の速さで計算しています。
参拝時間は、お参りをして、おみくじを引いたり、お札やお守りを買ったり、御朱印を頂いたりする時間として15分をみてます。
主に参拝だけして、駐車場に戻るまでの所要時間の目安としてお使い下さい。