今年の夏は暑かったけれど、秋になったら、急に、寒い日も出てきましたね。
我が家も、先日から、石油ストーブをつけ始めました。
ところが、その中の1台の「石油ストーブの火がつかない」という事件が勃発!
最終的には、直って、無事に火がついたんですが、紆余曲折あり、原因を探っていく中で、
「へぇ~」
と思うようなこともありましたので、その顛末を、レポートにまとめておきたいと思います。
ストーブは、コロナの石油ストーブで、型番は「KCP-E2413Y」です。
石油ストーブの火がつかない原因を探れ!
そのストーブは、今シーズン、初めて火をつけた時は、つかないわけではありませんでした。
電子点火ボタンを押したら、当初は、ボッ、ボッと、音をたてながら、燃え始めました。
ところが、しばらくしたら、
「ん?もしかして、どこかで火事?」
みたいな臭いがして、ストーブを見たら、火が消えてました。
もう一度つけてみると、少しは、燃えようとするものの、やっぱり、すぐに、火が消えるんですよね。
「う~ん、ストーブの火が消える原因はなんだ?」
困った時は、やっぱりネット検索です。
Googleで検索をかけて、ストーブに火がつかない原因を、ひとつひとつチェックしてみました。
乾電池が入ってない、電池が切れてる、液漏れしてる
最初に見つかったのは「乾電池がないんじゃない?」問題です。
これについては、電池ケースに、乾電池も入ってるし、第一、最初は、電池式の点火装置で火をつけたので、点火ヒーターの断線なども問題ないと思われます。
念の為、もう一度、ボタンを押して、火をつけようとしてみると、やっぱり、点火装置の先のフィラメントが赤くなるので、乾電池問題はクリアです。
ストーブの芯が寿命を迎えていて火がつかない
ストーブの芯が寿命を迎えていて、短くなってくると、点火不良が起こりやすいのだそうですが、最初は、火がついたので、これも、どうも違う気がします。
ただ、見た目では、あまり判断つかなかったので、一応、寿命だったら、
ストーブの芯の交換をしなきゃいけないかもしれない
ってことを頭に入れて、次に進みます。
灯油が古い 不純物が入ってる 変質している
これは、思い当たります。
灯油は、今年の初めから、給油タンクに入れっぱなしになってるものでした。
ネットで検索してみると
わずかな水分が灯油に入り込み、その水分をストーブの芯が吸い上げると、芯が固くなって、火がつかなくなる…
みたいな話も出てたので、「あ~、これが、原因かな」って思って、新しい灯油に変えることにしました。
ところが、ここで、ふと困ります。
今、給油タンクに満杯に入ってる古い灯油はどうする?
古い灯油の捨て方は?
悪くなってしまった灯油を、どうやって捨てたらいいのかわからなかったので、再び、ネット検索です。
そうすると、
- 新聞紙に吸わせて捨てる
- ガソリンスタンドに持っていく
- 土に埋める
などの捨て方が見つかりました。
給油タンク一杯分なので、新聞紙に吸わせるのは、ちょっと無理ですね。
土に埋めるのも疲れるし、行きつけのガソリンスタンドに持って行くことにしました。
ポリタンク一杯分の灯油を買うついでに、
「古くなった灯油って、引き取ってもらえますか?」
って聞いてみたところ
「いいですよ。」
って、快く引き取ってもらえました。
廃油で、部品を洗ったりしてるみたいですね。
特に、お金もかかりませんでした。
やれやれ。
これでやっと、火がつかないストーブの故障が直る。
家に帰って来て、新しい灯油で、もう一度、火をつけてみます。
まずは、乾電池式の点火装置。
ジーーーーーー。
圧電着火式のヒーターの先は赤くなるものの火がつきません。
チャッカマンで、ストーブの芯に直に火をつけてみます。
やっぱり、火がつきません。
ダメだ。
古い灯油が原因ではなかったのです。
石油ストーブの火が消える!今回の原因はオイルピンでした
このストーブを、昨シーズン片付けたのは、母だったので、その時の状況を、いろいろと聞いてみます。
話をしながら、石油ストーブのアチコチを見てるうちに、あるものがないことに気が付きました。
石油ストーブの説明書の構造図で言うと、以下のオイルピンです。
給油タンクを、石油ストーブに入れる時に、給油口の口金のところが「ガチャンコ」と噛み合う部分ですね。
※図は、コロナの説明書から、お借りしました。
ストーブやファンヒーターなどが故障したけど、説明書がない~、
ってこともよくあると思いますが、コロナの場合、以下のページで、型番を入れて、検索すると、マニュアルをダウンロードできるようになってます。
話を聞いてみると、昨シーズン、片付ける時に、ストーブに残ってる油も掃除したから、その時に、オイルピンを取って、そのまま忘れてしまったんじゃないか、とのこと。
オイルピンは、完全に紛失。
行方不明です。
言われてみれば、ストーブに給油タンクを入れても、灯油が染み込んでいく「トックン、トックン」って音がしなかったんですよねぇ。
構造的には、オイルピンで、給油口の部分を押して、灯油が出て来るわけだから、全然、芯の方に、灯油がいってなかった、ってわけですね。
これじゃあ、火がつくはずがない(^_^;)
さて、オイルピンだけ、調達しなきゃですね。
コロナにオイルピンだけ買えるか電話で聞いてみる
まずは、ネットで、検索をしてみると、コロナの部品も売ってる通販サイトに、一応、目当てのオイルピンの取り扱いもありました。
小さい部品なので、メール便では送ってくれるものの、値段は、
- 部品代が648円
- 送料が300円
で、合計948円です。
「これでもいいかな」って思ったものの、コロナさんのホームページを見てみたら、サービスセンターが、フリーダイヤルで、24時間対応だったので、一応、こちらでも、聞いてみることにしました。
日曜、祝日も含めて、24時間対応なんて、すごいですね、コロナさん。
でも、本来は、修理の時の受付ダイヤルなんですよね。
「申し訳ない、部品のお取り寄せのことを教えて下さい~」
ってな気持ちで、電話をかけてみました。
ガイダンスに従って、番号を入力していくと、コロナのお姉さんに繋がります。
「あ~、すいません、石油ストーブのオイルピンが失くなってしまったんですけど、これだけって買えるものですか?」
この後、住んでる地域や、個人のお客さんかどうか、などを聞かれました。
そして、最寄りのホームセンターとか、電気屋さんとか、コロナ製品を扱ってるお店に頼めば、部品のお取り寄せが出来ることを教えてくれました。
「そうですか。近くのホームセンターとかで、お取り寄せできるんですね。ありがとうございます!」
ホームセンターからコロナの部品をお取り寄せ
そんなわけで、コロナ製品の取り扱いがある近くのホームセンターで、石油ストーブの型番を伝えて、オイルピンだけ注文してみました。
コロナ本社のある新潟県在住だからか、部品は、3日くらいで到着。
わりと早いですね。
そして、
「へぇ~」
と思ったのは、その値段です。
オイルピン 220円。
通販で買うより、めちゃ安いじゃん。
ケースバイケースかもしれませんが、
部品は、ネット通販で買うより、取り扱い店舗を通じて、製造メーカーから取り寄せてもらった方が安い場合もある
ってことを学びました。
ちなみに、これが、コロナの石油ストーブのオイルピンです。
オイルピンと言うだけあって、真ん中にピンが出てますね。
これで、給油口の口金の真ん中の部分を押すと、灯油が出て来るわけですね。
いや~、これで、やっとストーブ直るかなぁ。
早速、お取り寄せしたオイルピンを入れて、再度、火をつけてみます。
ストーブの芯に、石油が染み込んでないからか、最初は、少し、燃えにくかったものの、しばらくしたら、順調に燃焼し始めました。
いや~、長かった。
今考えると、最初に火をつけた時は、ストーブに底に残ってた灯油で火がついたんですね。
それで、しばらくすると火が消えて、ちょっと火事みたいな臭いニオイがした…と。
原因がわかって、すっきりしました。
ストーブも直って良かった。
コロナさんも、ありがとう。
これからも、お世話になります(笑)
reported by トモ(新潟県)