2020年4月から放送予定だったTBS日曜劇場の「半沢直樹」が放送延期になっちゃいましたね。
新型コロナウィルスの感染拡大が続く、このご時世ですから、仕方ないとは言え、やっぱり、残念と言えば、残念ですよね。
なんせ、最終回で、42.2%もの視聴率を叩き出したドラマの続編ですから、放送開始日を楽しみにして、待っていた人も多いんではないでしょうか。
そこで、この記事では、半沢直樹の代わりと言ってはなんですが、半沢直樹ファンにおすすめの「めちゃくちゃ面白い昔のドラマ」を紹介します。
なにせ、こちらも、最高視聴率35.2%を叩き出したドラマですから、ハマる人は、ハマって、2話、3話と続きを見ちゃうドラマだと思います。
半沢直樹みたいな面白いドラマ「どてらい男」
そのドラマは、1973年~1976年に、関西テレビで制作され、フジテレビ系列で放送された西郷輝彦主演の「どてらい男」です。
僕は、このドラマこそ、元祖「やられたらやりかえす」ではないかと思ってます。
確かに、放送されたのは、昭和48年~昭和52年です。
さらに、ドラマの設定も、昭和10年から始まり、戦争、そして、戦後までが描かれます。
なので…
…ていう人には向いていないと思います。ですが…
…っていう人なら、試してみる価値ありだと思います。どハマりするかもしれません。
時代物が嫌いでもハマった「どてらい男」
と言うのも、何を隠そう、実は、僕自身が昔のドラマはダメなタイプでした。
昔のドラマと言うか、時代物がダメなんですよね。
NHKの大河ドラマも「今回はおもしろそ~」って思って、その度に挑戦してみるものの、結局途中で離脱…っていうパターンを繰り返してました。
なので、父親から「どてらい男が面白いぞ~」って、事あるごとに聞かされてたものの、
と敬遠してました。それが、たまたま、数ヶ月前、Amazonプライムの京都chで「どてらい男」が配信されてるのを知って、
と思って見始めました。確かに、最初は…
とか、気になったものの、だんだん、ストーリーそのものに引き込まれていって、ついには、気がついたら、主題歌を口ずさむまで、夢中になってました(笑)そんなわけで、時代物を嫌いな僕が、半沢直樹と同様に、めちゃくちゃ楽しめたので、
そんな風に思って、この記事を書き始めたというわけです。それでは、半沢直樹と比較しながら「どてらい男」のおすすめポイントを紹介していきたいと思います。
あなたの好みにも、合う部分があるかどうかチェックしてみて下さいね。
どてらい男と半沢直樹の共通点
まずは、半沢直樹と、どてらい男の共通する部分からです。
半沢直樹みたいなドラマを探している方で、以下のような部分を面白いと思っている方なら、どてらい男も、楽しめるかもしれません
反撃が痛快、スカッとする!
ドラマ、半沢直樹の面白さと言えば、なんと言っても、やられたらやりかえす、
「倍返しだ!!」
ですよね。
どてらい男の主人公、西郷輝彦演じる山下猛造(あだ名は、モーやん)も、やられたらやりかえします。
そして、このやり返し方が痛快!
半沢直樹と同じく、ドラマを見終わった後に、スカッとする系です(笑)
半沢直樹の名言に、
っていうのがありますが、どてらい男のモーやんもこのタイプ。どんなに、不可能なことに思えても、まずは、果敢にチャレンジします。
「倍返しだ!!」
みたいな名セリフはないけれど、毎回のように主題歌が始まる前には、
「よぉーし!やったるわーい!」
っていうセリフが登場します。
このセリフの通りに、周りから「それは、無理だ」と言われても、まずは、挑戦します。
そして、どんなものでも盲点を見つけて、そこを突破口に、不可能だったことを可能にしていきます。
実は、僕も、超ポジティブな人っていうのは、苦手なタイプです。
なので、どてらい男の主人公も、最初は、苦手だったのですが、モーやんの場合は、どんな性格の人も差別せずに、サバサバしてるので、逆に好きになりました(笑)
熱くてウザそう…だけで、見切りをつけるのは、やや早いかもしれません。
悪役が憎たらしい
これは、やられたらやりかえす、の部分にも関わって来ますが、やっぱり、悪役が憎たらしいほど、やり返した時にスカッとしますよね。
半沢直樹で言えば、 片岡愛之助さん演じる 金融庁検査局の黒崎とか、香川智之さん演じる大和田常務とか。
特に、大和田常務は、顔芸も絶妙で、ほんと、憎たらしかったですよね。
一方、どてらい男の敵役も、まぁ、憎たらしいです(笑)
メインで登場する敵役は、モーやんが最初に丁稚奉公することになる前戸商店の旦那、そして、そこの番頭の竹田。
どっちも、目の敵とはこれのことか、とばかりに、モーやんを徹底的に攻撃します。
んでも、番頭の竹田の方は、演じる高田次郎さんの顔芸などもあって、なんか、愛嬌もあり、慣れて来ると、しまいには、ちょっと笑ってしまいます。
このあたりも、半沢直樹と、ちょっと似てるところですね。
ビジネス(商売)が学べる
半沢直樹の場合は、知られざる銀行の仕組みだったり、人間関係だったり、人の動かし方だったり、ビジネス的な視点でも、いろいろと学べるところが多いですよね。
そういう意味では、どてらい男も、いろいろと学びの多いドラマだと思います。
ただ、どてらい男の場合は、ビジネスと言うよりも、商売、さらに言うと、「商い」っていう言葉の方がしっくり来る感じです。
そもそも、商売とは?商人とは?
みたいなテーマに興味のある人は、面白く見れるんじゃないかと思います。
どてらい男でしか見れないおすすめポイント
さて、今度は、どてらい男でしか見れないおすすめポイントです。
なにせ、昔のドラマですので、今のドラマや、現代の価値観に慣れてると、いろいろとありえないシーンが登場します(笑)
今ではありえないシーンが見れる
どてらい男では、半沢直樹と同じように、主人公のモーやんが、何かといじめられるんですが、このいじめが半端じゃありません。
なんせ、昔なので、パワハラ当たり前、殴る蹴るまであります^^;
特に、凄まじいのは、徴兵で軍隊に入ってからの暴力。
鬼軍曹として登場した 坂田軍曹に、モーやんは、ボコボコにやられます。
ちなみに、どてらい男に登場するこの坂田軍曹は、あしたのジョーの丹下段平の声優でも有名な藤岡重慶さんが演じています。
藤岡さんが、あの声で言う「やぁ~ました~」が憎たらしく、ドラマと現実をごっちゃする人が続出だったようです(笑)
もちろん、そんな重たいシーンばかりではなく「へぇ~、昔は、そうだったのかぁ」っていうような、ちょっと面白いシーンも登場します。
例えば、火の用心。
昔は、拍子木をカチカチ鳴らして、子どもが、火の用心に回ってたりしてたみたいですよね。
どてらい男に出て来た、その時のセリフが
でした(笑)有名女優や俳優の若い頃が見れる
まずは、モーやんの幼馴染、大親友のような尾坂役を演じているのが、田村亮さんです。
田村正和さんの弟さんですよね。
めちゃくちゃ若いので、僕は、最初、田村亮さんだと気づきませんせした(笑)
そのほか、俳優さんでは
- 山城新伍さん
- 中尾彬さん
- 志村喬さん
などなど。
女優さんでは…
- 星由里子さん
- 野川由美子さん
- 木内みどりさん
などなど。
あれっ、この人は…
っていう人がたくさん登場します。
変わったところでは、三波春夫さんや、五木ひろしさんなど、歌手が登場する回もありました。
五木ひろしさんが出て来て、劇中で「ふるさと」を歌う回は、しんみりして、なかなかいい回だった。
笑福亭松鶴さん、西川きよしさん、横山やすしさん、海原万里(上沼恵美子)さんなど、芸人もたくさん出てくるので、お笑いファンも楽しめると思います。
男女の話、夫婦の絆の話もある
半沢直樹の場合は、恋愛的な要素は、ほぼ入ってない感じですが、どてらい男の場合は、男女の話や、夫婦の話もけっこうあります。
とは言え、なにせ、時代が昔なので、今で言う恋愛ドラマ的なテイストでは、全くありません。
なので、昔のドラマって、恋愛や夫婦関係を、どう描いていたのか、に興味がある人は、その辺りの視点からも楽しめると思います。
梓英子さん 演じるモーやんの奥さん、茂子も、主人公に負けず劣らず、非常に魅力的な人物として描かれているので、ファンになる人も多いと思います。
「どてらい男」はどこで見れるの?
さて、それでは「どてらい男も、ちょっと見てみようかな」って思った方のための、動画の配信場所をお知らせします。
どてらい男は、京都チャンネルで配信されています。
京都チャンネルは、CS放送で、スカパーなどで見れますが、Amazonプライムの動画見放題を経由しても見れます。
Amazonプライム動画は、月額500円。
Amazon動画経由の京都チャンネルは、月額350円です。
どちらも、サブスクの有料サービスなので、合計すると、通常なら、料金が月に850円かかります。
ですが、まだ、会員になってない方なら、Amazonプライムは、無料体験期間が30日間あるし、京都チャンネルの方も、無料体験期間が14日間あります。
なので、無料期間のうちに試しで見てみて、面白くなければ「無料期間のうちに解約する」っていうことも可能です。
その場合は、お金はかららないので、ドラマ「どてらい男」に興味を持った方は、チェックしてみて下さいね。
「どてらい男」動画の配信は129話まで
どてらい男は、全部で181話あります。
- 本編(1話~77話)
- 戦後編(78話~103話)
- 激動編(104話~129話)
- 死闘篇(130話~155話)
- 総決算編(156話~181話)
このうち、京都チャンネルで配信されているのは、激動編の129話までです。
なにせ、昔は、VTRが高価で貴重だったので、関西テレビにあったテープは、上書きして消してしまったのだとのこと。
なので、今、配信されている「どてらい男の動画」は、主に、株式会社山善に残っていたテープを元に配信されています。
どてらい男は、東証一部上場企業「株式会社 山善」の創業者、山本猛夫さんがモデルになっています。
130話以降は、捜索中で、最終回だけ見つかったようですが、今のところ、まだ、京都chでは、配信にはなってません。
僕も、続きが見たいので、130話目以降も見つけて、ぜひ、配信して欲しい。
それか、多少、お話を省いたり、設定を変えたりしてもいいので、現代版のリメイクを希望します(笑)